- 『リベンジ』シーズン4 第14話 「系譜」
- Revenge Season4 Episode14 "Kindred "
あらすじ
ノーランとルイーズの結婚披露パーティーが開かれる
ノーランは母親から自由にするためにルイーズと結婚。エミリーの自宅であるグレイソン邸で結婚披露パーティーを開くことに。
ルイーズの兄 ライマンはルイーズが父親を殺した証拠として警察の調書を見せる。その調書は母親のペネロペがミラー判事に頼んで、もみ消してもらったという。ルイーズは母親を財産管理者に戻さないと、警察の調書を公表すると脅される。
困ったルイーズはノーランに相談。父親が階段から落ちて亡くなったとき、ルイーズは13歳。情緒不安定だったこともあり、そのときのことをはっきり覚えていなかった。
ノーランはルイーズの記憶を呼び起こすために、エミリーが日本で習ったという催眠療法をルイーズに受けさせる。ルイーズは目の前で父親が転落したことを思い出し、自分が父親を突き落としたと思い込む。しかし、ノーランやエミリーには自分はやっていなかったとウソをつく。
耐えきれなくなったルイーズはクレアモント精神科病院に入院。居場所を突き止めたエミリーは、ノーランが探し出した本当の警察調書をルイーズに見せる。ルイーズは父親が死んだ夜のことをすべて思い出す。
ミラー判事との浮気がバレた母親のペネロペは、杖で殴って父親を階段から突き落とした。ルイーズは助けようと手をのばしただけだった。ペネロペはルイーズに罪をなすりつけるために、ミラー判事にニセの調書を作らせていた。
ルイーズは結婚披露パーティーに来ていたペネロペに本物の警察調書を突きつけて、二度と目の前に現れないように忠告する。
兄のライマンはルイーズに謝るが、選挙活動の資金目当てだと思ったルイーズはライマンを突き放す。
もくじに戻るヴィクトリアはダニエルを追悼するため基金を設立する
ヴィクトリアは恵まれない子どもたちを支援するダニエル・グレイソン基金を立ちあげる。
しかし、元妻を襲ったと思われているダニエルの名前がついた基金は不適切"unseemly"ではないかとお金持ちのマダムに言われてしまう。寄付集めのパーティーに参加を求めるランチに、新入りのナタリー・ウォーターズという女性が現れる。ヴィクトリアはナタリーを軽くあしらう。
結局、寄付集めのパーティーにはナタリーしか現れず、ナタリーはグレイソン家の力はなくなったのではないかと話す。
次の日、ヴィクトリアは「あなたたちの秘密を知っている。口外されたくなければ、基金に寄付しろ」とお金持ちのマダムたちを脅して、寄付金を集める。
その夜、ヴィクトリアは家族が亡くなったという電話を受ける。
もくじに戻るマルゴーはエミリーを破滅させる証拠をつかむが…
マルゴーはダニエルの汚名をそそぐため、エミリーをジェームズという男に調べさせていた。 ジェームズはデヴィッドとエミリーがハグしている写真を隠し撮りして、エミリーとデヴィッドが恋人同士であるかのようにタブロイド紙に載せる。
それを見たエミリーはマルゴーに抗議。エミリーはマルゴーの父親の秘密を握っていると脅す。なかなか証拠をつかめないマルゴーは、ジェームズにもっと範囲を広げて調べるように指示する。
ジャックはFBI捜査官だったケイトの命を奪った罪悪感に苦しんでいた。心配したエミリーはジャックを訪ねる。ジャックはケイトの命を奪って、ウソをついているのが耐えられないとエミリーに心境を話す。その様子は、ジェームズによって撮影、録音されていた。
ジェームズは決定的証拠だと言って、それをマルゴーに見せる。ジェームズはジャックとエミリーの二人を破滅させればいいと話す。マルゴーは結婚披露パーティーで、ジャックがダニエルを英雄と言ってくれたことやお腹の子どもを気遣ってくれたことを思い、とまどう。
もくじに戻るアマンダ・クラークには戻れないエミリー
エミリーはデヴィッドから誕生日プレゼントに「アマンダ・クラーク」の出生証明書をもらう。デヴィッドはアマンダに戻ってほしいと頼む。
エミリーは潜入捜査をしていたことがあるベンに相談。エミリーは11年前から「アマンダ・クラーク」から「エミリー・ソーン」に名前を変え、いまからアマンダに戻るのは難しいと話す。
エミリーはデヴィッドにアマンダには戻れないと告げる。エミリーは父親と友達に囲まれて、名前を戻さなくても、今のままで幸せだと気づく。
ジャックとベンはマルコム・ブラックの事件を解決した功績として勲章をもらう。しかし、その資格がないと感じたジャックは勲章を返し、警察官を辞める。
ベンに相談せず勝手に辞めたジャックは、メールでベンに呼び出される。ベンの家にはエミリーが訪ねてきていた。ベンとエミリーがキスしているところをジャックは目撃する。
もくじに戻る登場人物
- エミリー・ソーン
- 本名 アマンダ・クラーク 父親 デヴィッド・クラークの復讐をするためグレイソン家を攻撃。シャーロットは腹違いの妹。
- ノーラン・ロス
- エミリーを支える友達。父親のデヴィッドも友達だった。元IT会社のCEOで、テクノロジーを駆使してエミリーの復讐をサポート。
- デヴィッド・クラーク
- エミリーの父親。コンラッドにテロリストの汚名を着せられ、刑務所に。10年前に死んだと思われていた。シャーロットの父親でもある。
- ジャック・ポーター
- エミリーの幼馴染。警察官で、ストアウェイ・バーを経営していた。亡くなったアマンダとの子ども カールを育てるシングルファーザー。
- ベン・ハンター
- 警察官で、ジャックの相棒。
- ヴィクトリア・グレイソン
- コンラッドに協力し、デヴィッドをテロリストに仕立て上げた。デヴィッドとは愛人関係にあった。エミリーの一番の復讐のターゲット。シャーロットとダニエルの母親。
- シャーロット
- ヴィクトリアとデヴィッドの娘。
- ダニエル・グレイソン
- ヴィクトリアとコンラッドの息子。エミリーと結婚するが、離婚。
- ルイーズ・エリス
- ヴィクトリアと精神病院で同室に。退院してから、ヴィクトリアに近づこうと画策。
- マルゴー・ルマルシャル
- 「ルマルシャル・メディア」を父親 パスカルから継ぐ。ダニエルとは幼馴染。
感想
ノーランのいい人ぶりが発揮された回でしたね。ノーランにとってルイーズは守ってあげたい妹のような感じでした。ルイーズの家族はひどすぎる。娘に罪をなすりつけて父親の遺産まで横取りしていた母親に、選挙活動の資金の心配しかしていない兄。
エミリーが日本で習得した記憶を呼び覚ます方法はタケダから習ったのでしょうか。でも、ナイフで指の間をついて思い出させる方法なんて日本とは関係ないと思うのですが…。
ヴィクトリアはダニエル追悼のために基金をはじめましたが、寄付を集める手法は脅迫。いかにもヴィクトリアらしいです。もう、ハンプトンの女王じゃなく脅迫の女王になってしまったようです。
ハンプトンにやって来た新入りの女性 ナタリー・ウォーターズ役は『SUITS/スーツ』でピアソン・ハードマン法律事務所の所長 ジェシカ・ピアソン役でおなじみのジーナ・トーレスさんです。< これからヴィクトリアとの関係はどうなっていくのでしょう。
ヴィクトリアは家族が亡くなったと連絡を受けていましたが、ヴィクトリアの家族といえばシャーロットしか思い浮かばなかったのですが、いったい誰なのか…。
キスするベンとエミリーを目撃したジャック。マルゴーには弱味を握られるし、かわいそう。ジャックはいつもエミリーに翻弄されていますね。
エミリーはアマンダには戻らないことに決めたようです。ちなみに、出生証明書によるとアマンダは1984年6月11日生まれ。
エミリーがマルゴーの父親 パスカルの秘密を握っていると知っても、マルゴーはエミリーの秘密を暴いて破滅させたいようです。確か、パスカルは口封じのためにエイダンの父親を殺していましたよね。証拠のビデオで、ジャックもろともエミリーを破滅させるつもり?それとも違う方法でエミリーを攻撃してくるのでしょうか?
もくじに戻るまめ知識
- ハックルバック
- ハックルバックとはアメリカ産のチョウザメのことで、希少価値の高いキャビアがとれる。
ノーラン watch
- ノーラン語録
- 気になったノーランのセリフをまとめてみました。
- 「マルコム・ブラックは名前のとおり、黒焦げになっちゃったけどね」 " Should I say Malcolm Blacker after his confab with that incinerator."
- 「ついにノーラン・ロスも独身貴族とおさらば」"Nolan Ross is off the market."
- 「お会いできて光栄って言いたいけど、ウソは嫌いだ」 "I would say it's a pleasure, but my mother taught me not to lie."
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ルイーズ 「パーティーは終わったのよ」 ノーラン 「そう なにもかも 風と共に去った あきらめるんだな」
"Party's over, Lyman." "And I believe she means that both literally and metaphorically."