- 『殺人を無罪にする方法』シーズン1第13話 「母の告白」
- How to Get Away with Murder Season1 Episode12 "Mama's Here Now"
あらすじ
アナリーズに代わってボニーが案件を担当することに
アナリーズはネイトをワナにハメた罪悪感から部屋にこもり、寝込んでいた。 寝込んでいるアナリーズに代わってボニーが弁護を引き受けることになる。
- 事件の関係者
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- ジョリーン・サミュエルズ (看護師、女性)
- チャド・マニング(患者、男性)
- デビッド・タッカー(ミドルトン病院の弁護士)
- 事件の概要
- チャドは入院中に看護師のジョリーンにレイプされたと訴える。
依頼人のジョリーンは何もしていないと否定。 しかし、「下品な秘密 "filthy little secret.com "」 という掲示板にチャドとの行為を赤裸々に書き込んでいたことが判明。 ジョリーンはチャドが誘ってきた合意の上での行為だったと話す。
ボニーは信用を落とすために、チャドの身辺調査をするように指示。 その結果、チャドはゲイで、病院側の弁護士 デビッドと恋人同士だと判明。
ボニーはジョリーンが司法取引をして、病院が賠償金50万ドルを払う示談が成立したとデビッドに言明させる。 そこで、デビッドがチャドと恋人同士で、ギリシャのミコノス島に共同口座を開いたことを明らかにする。
デビッドは示談になれば病院が多額の賠償金を払うと知っていた。デビッドは恋人のチャドと組み、内気なジョリーンをハメて 病院から金をだましとろうと計画していたのだった。 ジョリーンは起訴が取り消され、自由の身になる。
裁判に勝利したボニーは、駐車場でアッシャーと愛し合う。
もくじに戻るアナリーズの母親がやってくる
自宅にアナリーズの母親 オフィーリアが訪ねてくる。寝込んでいるアナリーズをオフィーリアは嫌味を言いつつ、慰める。
アナリーズは過去を忘れようとアナ・メイという名前をアナリーズに改名していた。
幼い頃、アナリーズは家に泊まっていたクライド叔父さんから性的虐待を受けていた。母親がそのことを知っていて黙殺していたと気づいたアナリーズは怒りをあらわにする。
オフィーリアは昔 火事でクライド叔父さんが死んで、自慢の家を失ったことを話しはじめる。
オフィーリアは夜中、クライド叔父さんがアナリーズの部屋から出てきたのを目撃。なにがあったのかを知った。
オフィーリアは密造酒に長いマッチで火をつけて、泥酔しタバコをくわえたまま寝ていたクライド叔父さんを家ごと焼いたことを告白。アナリーズは自分が母親に見捨てたのではなく、守ったことに気づく。
アナリーズはネイトを助けるために動きはじめる。アナリーズは監視カメラにうつらないように「今の弁護士をクビに"Fire your lowyer"」と書いたメモをネイトに渡す。
もくじに戻るルディは精神科病院に入院していた
ネイトのケータイに番号が残っていたため、レベッカは警察の取り調べを受ける。 レベッカはライラの事件でネイトに協力を求められたが、断ったら脅されたとウソをつく。
ミカエラは無実のネイトが罪を着せられていることに罪悪感を感じる。
ウェスはルディの逮捕記録を入手。薬物の過剰摂取が原因による「治安を乱した罪」で逮捕されていた。ウェスはルディの逮捕された日がライラが殺された日と同じことを知る。ウェスは本当はレベッカがライラを殺したのではないかと疑いはじめる。
ローレルとウェスはルディが入院しているエンフィールド精神科病院を訪ねる。ローレルはルディの姉と偽って、ルディと面会。ウェスの部屋と同じように、壁に爪でひっかいた跡を見つける。
ウェスがルディにレベッカの写真を見せると「濡れてる」とつぶやく。それを聞いたウェスは、ライラが貯水槽から見つかったことを思い出す。
そのとき、レベッカはウェスのケータイの位置情報を検索。ウェスがエンフィールド病院にいることに気づいていた。
もくじに戻る登場人物
- アナリーズ・キーティング
- 敏腕弁護士・ミドルトン大学のロースクールの教授
- サム・キーティング
- アナリーズの夫・ミドルトン大学の心理学教授
- コナー・ウォルシュ
- ロースクールの学生・最初に最優秀賞であるトロフィーをもらった。
- オリバー
- コナーの恋人?広告代理店のIT部門に勤務。コナーに事あるごとにハッキングを頼まれる。
- アッシャー・ミルストーン
- ロースクールの学生・有力者の息子
- ミカエラ・プラット
- ロースクールの学生。エイデンと婚約中。
- ローレル・カスティーリョ
- ロースクールの学生。恋人はカン。
- ウェス・ギビンズ
- ロースクールの学生。補欠合格。アナリーズのお気に入り。
- レベッカ・サッター
- ウェスが住むアパートの隣人。ライラの事件に関係があるらしい。ウェスの恋人。
- ライラ・スタンガード
- ミドルトン大学の学生でサムの教え子。行方不明だったが、死体で発見される。
- グリフィン・オライリー
- ライラの恋人。ミドルトン大学の学生。アメフト選手でクウォーターバック。
- フランク・デルフィノ
- キーティング法律事務所のアソシエイト。ローレルに気がある
- ボニー・ウィンターボトム
- キーティング法律事務所のアソシエイト。サムに気がある
- ネイト・レイヒ
- アナリーズの愛人・元刑事
感想
今回はボニーが案件を担当しました。答弁で「依頼人を有罪に」と言ってしまったときは、さすがに大丈夫か心配に。 ボニーもアナリーズと比べられて、やりにくそうでした。
最後は見事に勝利したボニー。今度は応援してくれたアッシャーと本気で付き合う気なのでしょうか。でも、駐車場で愛し合うのはちょっと…。それを見ているフランクもなんかイヤだ…。
無実の人をおとしいれて、金を奪おうとしていたカップルは最低でしたが、ネイトをおとしいれて罪を逃れようとすることもひどいですよね。 そのことに罪悪感を感じていないようなレベッカとコナー。特にレベッカは何を考えているのか読めませんね。
ウェスが思ったとおり、本当はレベッカがライラを貯水槽に放り込んだのでしょうか。ルディは目撃者?精神科病院に入らなければならないほどのトラウマを受けるなんて余程のことがあったとしか思えません。
トラウマといえば、アナリーズのつらい過去が明らかになりました。アナリーズとサムの出会いは、アナリーズが心理学者のサムの診察を受けていたからのようです。
アナリーズのママは、肝っ玉母さんでしたね。言葉はキツイけど、愛する子どもを守るためなら悪事もいとわない強い女性でした。
アナリーズはネイトを助けることができるのか。ライラを殺したのはいったい誰なのか。あと残り2話で明らかになるのでしょうか。楽しみですね。
もくじに戻るまめ知識
- キンシャサの奇跡
1974年 コンゴの首都 キンシャサで行われたボクシングのタイトルマッチのこと。 モハメド・アリはロープにもたれてジョージ・フォアマンのパンチをブロックし、相手が打ち疲れるのを待つ「ロープ・ア・ドープ」というスタミナ消耗作戦使って、KO勝利をおさめた。
アッシャーもボニーが裁判でモハメド・アリのように逆転勝ちしたことを説明していましたが、ボニーにはイマイチ伝わっていなかったようです。