- 『殺人を無罪にする方法』シーズン1第4話 「証言録取」
- How to Get Away with Murder Season1 Episode4 "Let's Get to Scooping"
あらすじ
トルドー証券インサイダー取引事件
トルドー証券のマレン・トルドーはアナリーズとは古い付き合いの依頼人。マレンは叩き上げでトルドー証券を設立、CEOとして会社を業界トップにした。しかし、インサイダー取引の疑いで捜査令状が出される。
- 事件の関係者
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- マレン・トルドー (トルドー証券のCEO)
- パックス(マレンの秘書)
- タリア(トルドー証券の社員)
- ジミー(トルドー証券の社員)
- 事件の概要
- エドソン薬品のCEOエリアスと関係を持っていたマレン。エリアスから内部情報を得て、食品医薬局 が発表する前にエドソン薬品の株を購入し、不正に利益を得たインサイダー取引の疑いで告発される。
マレンはエドソン薬品の株は買っていないとアナリーズに言う。アナリーズは、マレンのIDで株が買われていることを指摘。外部のハッカーの仕業か内部の社員の仕業か調べることに。ハッカーの痕跡はなかったため、社員に聞き込みをする。しかし、有力な情報はつかめない。
コナーは情報を得ようと、聞き込みの最中に仲良くなったマレンの秘書パックスに近づく。 パックスと寝たコナーは、ひそかにかかってきた電話の会話を録音。パックスは仲間に自分たちは疑われていないと報告していた。
オリバーにハッキングさせ、パックスの電話の相手を調べると、社内の電話であることが分かる。
マレンに真犯人がパックスであると告げるアナリーズ。昔から支えてくれた秘書が犯人と知って、感情的になったマレンはパックスをののしる。耐えきれなくなったパックスは窓から飛び降りて自殺してしまう。
パックスから仲間を聞くことができなくなったため、ログインとログアウト記録から犯人を割り出すことに。記録と聞き込みの様子から、ジミーがマレンをタバコに誘った隙に、タリアがマレンのIDで株の取引をし、パックスが見張りをしていたと分かる。
しかし、証拠がないためタリアとジミーの自供を引き出すことにする。 それぞれに、相手が裏切って証言したと見せかけて自供を引き出すことに成功。タリアとジミーは会社を乗っ取ろうと、こき使われて不満を持っていたパックスを利用してマレンをはめようとしていた。
オリバーは、コナーがパックスと関係を持ったと知って部屋から追い出す。
もくじに戻るライラのケータイの中身が明らかに
アナリーズはレベッカの弁護をひきうける。レベッカは自白をしてしまったため保釈金が100万ドルという高額になってしまう。レベッカは自白は強要されたもので、ライラを殺していないとアナリーズに話す。
アナリーズにサムのアリバイは完璧だとウソをついたネイトは、違法にサムの車の中を捜索。カーナビでライラが殺された夜にどこへ行っていたのか調べる。
ボニーはネイトがサムの車の中を調べているのを目撃。 ボニーは、レベッカが犯人と確信しているのに、刑事のネイトが別の容疑者サムのことを調べているのはおかしいと警察の巡査部長に直訴。 マスコミにこのことをバラすと脅して、ボニーは未編集のレベッカの自白ビデオを手に入れることに成功する。
自白ビデオには、誘導尋問された様子がうつっていたため、保釈金は10万ドルに減額される。
保釈されたレベッカにウェスはライラのケータイの暗証番号を聞く。
ウェスはライラのケータイをアナリーズに渡す。ウェスはライラのケータイの中にあった写真は証拠として使えると考えるが、アナリーズはそれを渋る。
ウィッグを外し、メイクを落として素に なったアナリーズはサムに、ライラのケータイになぜ裸のサムの下半身がうつった写真があるのか問い詰める。
もくじに戻る7週間後 サム殺害事件の夜
アナリーズの法律事務所。レベッカ、ウェス、コナー、ローレル、ミカエラはサムの死体のまわりにいた。コナーは茫然自失のミカエラにイラついていた。
ウェスはレベッカを逃がすから、コナーとローレルにはミカエラを森へ連れて行くように頼む。 コナーはウェスとレベッカが逃げるつもりではないかと疑う。
もめているうちに、アッシャーがトロフィーを返せと事務所の外にやってくる。5人はアッシャーにバレないよう気配を消し、隠れる。
コナーの車で、サムの死体を運ぶウェスとコナーとミカエラとローレル。コナーはどうせ捕まると自暴自棄になり、わざと陽気に振る舞う。
森でサムの死体を焼いた後、骨をゴミ袋に詰める4人。
全てが終わった後、コナーはオリバーの元へ。震えながら、とんでもないことをしてしまったと話す。
もくじに戻る登場人物
- アナリーズ・キーティング
- 敏腕弁護士・ミドルトン大学のロースクールの教授
- サム・キーティング
- アナリーズの夫・ミドルトン大学の心理学教授
- コナー・ウォルシュ
- ロースクールの学生・最初に最優秀賞であるトロフィーをもらった
- オリバー
- コナーの恋人?広告代理店のIT部門に勤務。コナーに事あるごとにハッキングを頼まれる。
- アッシャー・ミルストーン
- ロースクールの学生・有力者の息子
- ミカエラ・プラット
- ロースクールの学生
- ローレル・カスティーリョ
- ロースクールの学生
- ウェス・ギビンズ
- ロースクールの学生。アナリーズのお気に入り。
- レベッカ・サッター
- ウェスが住むアパートの隣人。ライラの事件に関係があるらしい
- ライラ・スタンガード
- ミドルトン大学の学生でサムの教え子。行方不明だったが、死体で発見される。
- グリフィン・オライリー
- ライラの恋人。ミドルトン大学の学生。アメフト選手でクウォーターバック。
- フランク・デルフィノ
- キーティング法律事務所のアソシエイト。ローレルに気がある
- ボニー・ウィンターボトム
- キーティング法律事務所のアソシエイト
- ネイト・レイヒ
- アナリーズの愛人・刑事
感想
パックスがいきなり飛び降り自殺してしまったのは、衝撃でした。
学生たちの試験が近いということで、ボニーとフランクは誰が「流れ星("shooting star")」になるのか賭けをしていました。「流れ星」とはプレッシャーに負けて、飛び降り自殺してしまうことを指しているようでしたが、そんなことで賭けをするのは不謹慎すぎるんじゃ…。 それだけロースクールは過酷だということでしょうか。
賭けの中でコナーは冷血と言われていましたが、実際の殺人事件ではそうもいかなかったようですね。コナーはあえてハイテンションになって、恐怖心をごまかしているようでした。 人間が窮地に陥ったとき、どんな行動を起こすのか人それぞれに違うところが描かれていて、興味深いです。
ミカエラはローレルのカバンから講義録を盗もうとしていました。不法行為には疎いと言っていたのに、盗みを実践しちゃってます。盗みも立派な不法行為ですよね。
アッシャーは子どもっぽいですが、憎めないキャラクターですね。サムの殺害事件には直接関わっていないと思われるアッシャー。巻き込まれずに済んだアッシャーは運が強い?
ライラのケータイの中には、サムの下半身の写真があったようです。あ〜、浮気はしてないとあれだけ誓っておいて、言い訳不可能な証拠が出てきちゃいました。アナリーズの追及がおそろしい。
レベッカはグリフィンがライラの首を絞めるのを目撃したと証言。サムはライラと浮気していただけで、殺害には関与していないということなのか…。グリフィンが本当にライラを殺したのか気になります。 これからの展開が楽しみです。
もくじに戻るドラマの中で流れていた曲
アナリーズがメイクを落とし、サムになぜライラのケータイにサムの写真があるのか問い詰めるシーンでながれていた曲
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