- 『殺人を無罪にする方法』シーズン3第2話 「獄中の被害者」
- How to Get Away with Murder Season3 Episode2 "There Are Worse Things Than Murder"
※ネタバレしています。
シーズン3第2話 「獄中の被害者」のあらすじ
今回のリーガル・クリニックの依頼人はひどい虐待を受け、夫を殺害した罪で32年服役しているアイリーン・クラウリー。 アイリーンの仮釈放を目指すが、アイリーンは心を閉ざし、何も話そうとしない。コナーは自分も人を殺したことがあると告白。心を開いたアイリーンは夫を殺した経緯を仮釈放委員会で正直に話し、アイリーンは即時釈放が決まる。
中傷ビラは大ごとになり、被害者であるアナリーズには停職処分を言い渡されるが、アナリーズは拒否。
アナリーズとボニーは、ローレルにフランクの留守電に伝言を残させて、フランクをおびきだそうとする。
2か月後、アナリーズは警察に逮捕されてしまう。アナリーズは逮捕される前にオリバーにケータイを渡し、「何もかも全て消去して」と頼んでいた。
シーズン3第1話 「法学生の新年度」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
虐待被害者のアイリーン
夫のロドニーを殺害した罪で32年も服役しているアイリーン。アイリーンへの身体的、性的虐待は話だけでも、ひどい…。しかも、虐待されていたことは裁判で証拠として採用されなかったというのが驚きですね。
アイリーンの弁護人として指名されたのは、勝算がないと弁護する気なしだったコナー。最初はやる気がなかったコナーでしたが、話を聞いて、アイリーンの親身になって弁護。
「(虐待されたことを)読むのと実体験は違うんだよ。」というアイリーン。虐待自体も想像するだけでおぞましいことをされていたアイリーンは、仮釈放の審議でも何度も屈辱を受けることになると訴えるのでした。
思い出したくない過去を根掘り葉掘り聞かれて、責められることにうんざりしていたアイリーン。何も話そうとしなかったのも、また屈辱的な思いをするだけだと考えたからだったんですね。
審査官3人はほぼ決まって白人男性3人。システムの欠陥も仮釈放の妨害に。 虐待の被害者に「逃げればよかったのでは?」と追い打ちをかける質問を浴びせる審査官…。見ているだけでつらい。コナーは居ても立っても居られず、アイリーンを擁護。
仮釈放に反対していたロドニーの妹も実は虐待の被害者だったことが判明。妹は逃げられましたが、身代わりになったのがアイリーン。虐待の加害者ロドニーは、常習犯だったんですね…。かたくなだった妹でしたが、証言しないことでアイリーンの釈放に一役買ってくれたのでした。
「まだ折られていない骨の痛みを感じた」「やっと暴力から自由になることができたから後悔していない」というアイリーンの言葉からすさまじい虐待を受けてきたことがまざまざとわかりますね。
家庭内暴力の法律が変わったことも考慮され、アイリーンは即時釈放。十分罪は償ったアイリーン。つらい目に遭った分、残りの人生は幸せに生きられるといいですね。
自分が人殺しだと暴露してしまうコナー
コナーはなんとアイリーンに自分が人を殺したと告白してしまいました!
アイリーンの心を開かせるためでしたが、アナリーズもドアの外でコナーの犯行告白を聞いて真っ青…。それは言っちゃダメなことなのに。外で聞いているアナリーズが怖い…。
オリバーにフラれたことを報告したコナーはみんなに責められることに。全員コナーの浮気のせいだと思っているのが、面白いですね。 すぐにヨリを戻せると自信満々だったコナーでしたが、オリバーの決意は固く、2人は距離を置くことに。 別れたことを忘れそうになるほど、仲良くしていたのに残念ですね。
それにしても、コナーの気を紛らわすために、母親の下着を着けてるのを見つかった話をするオリバーにびっくり。想像してしまう…。
コナーはオリバーの部屋を出て、ミカエラの部屋に。そこにはアッシャーが。内緒にしていた関係もついにバレることに。ミカエラに「遊び道具」と言われてしまったアッシャーは自分たちは悪事を働き、同類になったと説明。おちゃらけたアッシャーでも「遊び道具 meat stick」はさすがにひどい…。
みんな殺人の共犯者。罪悪感に耐え切れなくなる人も出てきそうです。
フランクはサムの患者だった
フランクはアナリーズと電話していた男性を殺害。事故に見せかけて、車を燃やしたフランク。2か月後のアナリーズの家の放火はフランクなのでしょうか?
ネイトに頼んだフランク捜しは難航し、アナリーズとボニーはローレルに協力させることに。フランクは服役中にサムの患者だったことが判明。何の罪で服役していたのか気になりますね。しかも、アナリーズの夫で精神科医のサムの患者だったとは!
善人ではないというローレルの父親は何者なのでしょう? これから事件に関係してくるのか気になりますね。
ウェスの父親のマホーニーが射殺された事件はアナリーズの元恋人イヴが監視中。 寂しいと言って、ウェスに家に引っ越してこないかと誘うアナリーズ。まさか2か月後アナリーズの家で見つかった遺体はウェス!?
中傷ビラは大ごとに
中傷ビラは大々的に報道され、被害者であるアナリーズに停職処分が言い渡されてしまいました。中傷ビラを貼っているのは一体誰なのでしょう? 法学生のサイモンは自作自演じゃないかと指摘。その線もあり得るのでしょうか…。
中傷ビラの犯人と疑われるアナリーズ・キーティングの敵のリスト(A.K.'s enemies list)に載っているのは、
- キャサリン・ハプストール(シーズン2の依頼人)
- リーバイ(eggs 911)(レベッカの乳兄弟)
- デンバー検事補
- レベッカ(シーズン1でウェスの恋人だった)
- フランク
- エミリー・シンクレアの関係者(アッシャーがひき殺した検事補)
- 検事局
- 警察官
- ハンナ・キーティング(サムの姉)
2か月後
2か月後、アナリーズは逮捕。どうやら放火だった模様。とりあえず、遺体はオリバーではなかったことが判明しましたね。まさか、逮捕されてしまうなんて!
ケータイの情報を消去するように頼むアナリーズ。どんなマズイ情報が。 2か月の間に何があったのでしょうか…。
ドラマの中で流れた曲
- Calling Scissors - ALEX TESLA
- Left Foot - MATING RITUAL
- Depraved - MAMMALS
登場人物
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気になったセリフをPick Up
「隠し事をしていると人々はそれを察して、離れていく」"People around you can sense that you're hiding something, and it pushes them away."
自分も人殺しだとアイリーンに打ち明けたコナーのセリフ。オリバーと別れることになったコナーも孤独になってしまうのでしょうか…。
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