『クワンティコ』シーズン2第13話「終結と課題」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『クワンティコ』シーズン2第13話「終結と課題」
  • Quantico Season2 Episode13 "EPICSHELTER"
クワンティコ

※ネタバレしています。

あらすじと感想

CIAの訓練施設ファームでは、正体がバレたときの撤収方法を学ぶ。そして、CIAの諜報員として死を覚悟し、遺書を書くように指示される。

ガス爆発で死んだのは元訓練生のジェレミー・ミラーだったことが判明。捜査の過程でNSAに盗聴器を仕掛けたことが明るみになり、オーウェンは娘のリディアをかばってFBIに逮捕される。

8か月後、アレックスたちはリディアの指示でウィルを連れ去ったダイアナを追う。 しかし、ダイアナとウィルはハードドライブを破壊しようとしているだけだった。 リディアはこの機会に乗じて腐敗を正すとハードドライブをアップロードしてしまう。

2週間後、ハース大統領とキーズによって、アレックス、ライアン、シェルビー、ニマ、ダイアナの5人が集められる。 情報の回収と敵の正体を探るため、ケイレブが責任者となる特別対策チームが結成される。

『クワンティコ』シーズン2第12話「交錯する思惑」前回のあらすじと感想はこちら≫

人質事件の真相

人質事件は解決。でも、いまいちすっきりしない結末でしたね。

整理すると、

  • 市民解放戦線はAICを阻止するために結成され、
  • AICのメンバーはG20でハードドライブを狙い集結。
  • G20に集まったAICメンバーをあぶり出すため、市民解放戦線が人質事件を起こす。
  • 市民解放戦線は過激になり、AICメンバーを殺害。
というのが人質事件の真相のようです。

シーズン2第1話「新しい任務」に テロリストとして現れ、飛び降りて自殺したジェレミー・ミラーが登場。

パラシュート降下できずに脱落していた有名な小説家ジェレミー・ミラー。 その後、ジェレミーはAICに勧誘され、ファームの教官たちにAICの危険を知らせていました。

ファームを監視していたのもジェレミーで、爆発で死んだのは偽装だったようです。 ファームの教官アンジー・レイノルズとジェイソン・ボウリングを中心にグループを結成。それが市民解放戦線。

アンジーは第3話「隠された顔」で、 アレックスに毒を飲まされて死亡。

ジェイソンは第11話「敵陣からの脱出」で、 レオンを処刑しようとして、ライアンともみ合いに。ウィルに射殺されました。

アンジーのほうはファームの教官だと分かっていましたが、ジェイソンのほうは全然気が付きませんでした。 ジェイソンもファームの教官として第1話から出演しています。

CIAのファームの教官が過激派に変貌していたとは!  ハース大統領が指摘したように、ミイラ取りがミイラになってしまったようです。

事件は闇に葬られる

テロリストの仲間だと思われていた2人、ミランダとニマは自首。 ミランダはAICを倒すために協力を頼まれ、FBIとして援助。ニマは市民解放戦線の監視役として参加。市民解放戦線が暴走し、AICを狩り始めて処刑するとは知らなかったと判明しました。

テロリストに加担しているとは、とても信じられなかったミランダとニマ。 正義のためで、人を殺すとは思ってもみなかったようです。

むしろAICよりも過激な組織と化した市民解放戦線。 FBI長官のミランダやCIAの教官が犯人だと世間にバレたら、政府機関の信用は失墜してパニックが起きそうですね。

ということで、公式には人質事件はイスラム戦線の仕業にされ、事件の真相は闇の中に葬られることに。

ミランダとニマも解放。人質事件は解決しましたが、残りの市民解放戦線のメンバーは逮捕されたのでしょうか? 隠蔽されたということは野放し? 

AICメンバーもまだ残っているのでしょうか?  どうやら斬首された大統領夫人のエレイン・トッドがAICの親玉だったようですね。

ファームでは遺書を書くように指示される

8か月前のファームでは、キーズが教官としてやって来ていました。

正体がバレたときの撤収方法を学ぶ訓練生たち。緊急時行動計画(emergency action plan)通称EAPでは、非常時の連絡はチョークで印を残したり、コインの中にチップを隠したりとアナログ。 いかにもスパイ!って感じでしたね。

このように、スパイが情報を受け渡すときに使う技術をデッド・ドロップというそう。

デッド・ドロップ - Wikipedia

証拠隠滅するときには、レンジでチンしたり、分解したりしてハードドライブを物理的に破壊。

遺書も書くように指示される訓練生たち。CIAの諜報員が殉職すると本部の壁に星が飾られることに。現在は117個。

ハリーの復讐計画は失敗

エリオットを自殺に追い込んだサー・ローレンス・ビショップが違法なものを運んでいると突き止めたハリー。 しかし、それは難民を避難させる人道的なものだと判明。

サー・ローレンス・ビショップは想像したよりも極悪非道な人物ではないようですね。 ハリーも復讐を断念。

しかし、セバスチャンはサー・ローレンス・ビショップのことを報告してしまいました。 自暴自棄になったハリーは自らMI6だと暴露。 ファームから去ることに。

セバスチャンとは「お前を許す」と言ったまま音信不通になっていたようです。 それにしても、セバスチャンの妻がAICだったとは驚きでしたね。 撃たれたセバスチャンはその後登場するのでしょうか?

オーウェンは逮捕される

オーウェンはリディアをかばってFBIに逮捕されてしまいました。 前回、NSAに侵入した訓練生たち。実はちゃんとNSAの許可が取ってありました。 黙って他の政府機関にスパイするようなマネをしていなくて一安心。

しかし、ガス爆発の捜査でNSAに盗聴器が仕掛けられ、爆発で死んだジェレミー・ミラーに送られていたことが発覚。

アレックスが第1話「新しい任務」ででジェレミーを見て、死んだはずだと驚いていたのは爆発で死んだと思われていたからでした。 そのジェレミー・ミラーが人質事件につながっていくことになるとは…。

ジェレミー・ミラーに盗聴器の情報が送られていたのは、ファームの教官が細工したから??

ジェレミー・ミラーはファームに対する報復行為を企み、被害妄想による自殺で処理されましたが、オーウェンは NSAに盗聴器を仕掛けた罪で逮捕。

第6話「極限状態での決断」のアレックスとリディアの意味深な会話の意味が明らかに。

アレックス「退学じゃなく、リディアに追い出された」 「私が消えてお気に入りが大活躍」
リディア「ライアンが自分で選んだこと」 「うちの父には選択肢がなかった」
アレックス「謝ろうとした」
リディア「それは本人に言って。連邦刑務所にも面会日はあるから」

アレックスはリディアにファームから追い出され、ハリーも去って、さみしくなりそう。 ファームに残った主な訓練生はライアン、ダイアナとセバスチャン。 ファームの教官オーウェンも逮捕され、ファームは主要キャラクターがいなくなってしまうことに。 ファームでの訓練はこの先のエピソードでは登場しないのでしょうか?

特別対策チームが結成される

リディアはアレックスたちを騙し、ハードドライブをアップロード。 ちなみに、ハードドライブを探す場所の1つとして出てきた FRBは連邦準備銀行(Federal Reserve Bank)のこと。

ニューヨーク連邦準備銀行 - Wikipedia

初代総裁 ベンジャミン・ストロングは、連邦準備制度の青写真をつくったジキル島での秘密会合に参加した一人である。 ヴェルサイユ条約締結後、 ドイツ帝国に多額の投資を行ってきた証券市場の冷え込みに 公開市場操作の必要性を認めるに至った。1922年、非公式に 金本位制を放棄し、公開市場操作を積極的に行った。1924年、ニューヨーク連銀は現在の住所へ移った。市井では紙切れとなるべき 投信が舞う中、1927年までに同連銀の地下金庫には全中央銀行の準備金総額における一割が預託された。1928年にベンジャミンが急逝すると、ピンチヒッターとして ライヒスバンクの重役であったゲイツ(Gates White McGarrah, Jul. 20, 1863 - Nov. 5, 1940)が臨時総裁へ選出された。同年11月22日 ジョージ・L・ハリソン が副総裁から持ち上がりで総裁を引き継いだ。

ダイアナがウィルを拉致したというのはウソ。ウィルとハードドライブを破壊しようとしていたダイアナはAICではなかったようです。 そして、リディアもハードドライブをアップロードしましたがAICではないと否定。

誰がAICなのか、さっぱり分からない…。リディアの言葉を信じると、AICではないけれど、アメリカの腐敗を正して、再スタートするためにアップロードしたようです。

アップロードされたハードドライブの情報はアメリカの行動パターンが読み取れるもの。 その情報を把握すれば、アメリカを完璧に攻撃することが可能に。

AICにはさらに黒幕がいるようです。 情報を回収し、首謀者を突き止めるための特別対策チームが結成。

メンバーはアレックス、シェルビー、ライアン、ダイアナ、ニマ。 なんと責任者はハース大統領の息子!

ここでケイレブが登場するようです。 シーズン2第1話「新しい任務」ではバークレーのロースクールに通っているとセリフに登場しただけだったケイレブ。 元恋人のシェルビーとは、どうなっているのでしょう? 薬物依存からは回復しているようですね。

人質事件が解決し、チームが結成されたことでストーリーは次の段階に進むようです。

アレックスは存在しないと思われていたAICを追い続けてライアンとの婚約が破棄になった模様。 婚約指輪を返して距離を置くはずだったアレックスとライアン。 同じチームになったことで、またくっつきそうですね。 ライアンとアレックス、くっついたり、離れたりと忙しい…。 結局、ラブラブな関係に戻りそうです。

ねじれたストーリーで混乱しがちですが、最後には黒幕が明らかになってすっきりするといいですね。

英題の"EPICSHELTER"はNSAが外国政府のコンピュータにマルウェア(ウイルスなど)を仕込んで、シャットダウンできるようにした秘密作戦を指すCIAの暗号名だそう。

登場人物・キャスト

『クワンティコ』シーズン2の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Quicksand - TOM CHAPLIN
  • Danger - THE MOTELS
  • Love Is a Chemical - ROBERT FRANCIS
  • Elizabeth Taylor - CLARE MAGUIRE
  • Hardened Heart - TOM CHAPLIN

気になったセリフをPick Up

「新たな世界に飛び込み、そこで生きていくために、そこで死ぬ覚悟をしておくのだ。」

"In order to go out and live in your new world, you have to prepare to die."

マシュー・キーズのセリフ

訓練生に遺書を書くように指示するマシュー・キーズのセリフ。 遺書を用意しなければいけない命懸けの仕事…。アレックスたちには、またしても不可能と思われる任務が命じられることに。次回、ケイレブが登場するのが楽しみですね。

『クワンティコ』シーズン2のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

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