『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』第1話 「第一章」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』第1話 「第一章」
  • American Horror Story: Roanoke Episode1 "Chapter 1"
『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』

※ネタバレしています。

マットとシェルビーはロサンゼルスで幸せな日々を送っていたが、ある日、不幸な出来事に巻き込まれてしまう。それをきっかけに2人はロアノークという田舎へ引っ越す。マットたちは森の中にたたずむ古い一軒家を買おうと競売に参加し、見事、競り落とす。しかしそのせいでもうひと組の参加者に恨みを買ってしまう。 (FOXのエピソードより)

あらすじと感想

「ロアノークの悪夢」

ドキュメンタリー番組「ロアノークの悪夢」"MY ROANOKE NIGHTMARE"でシェルビーとマットは引っ越し先での恐怖体験を語る。 恐怖体験を語るシェルビー・ミラーを リリー・レイブが演じ、再現ドラマの中のシェルビー・ミラー役はサラ・ ポールソンが演じているという変わった構造になっています。

マット役やマットの姉リーもシェルビーと同じく恐怖体験を語る人物と再現ドラマの役の人が別々に。 アメリカのドキュメンタリー番組はこんな風に本人の証言が入ったりしますね。 『モダンファミリー』でも、本人が思ったことを語る場面があります。

架空のドキュメンタリー番組「ロアノークの悪夢」の木のロゴがいかにも本物の番組っぽいですね。

シェルビーとマットは格安で家を手に入れる

シェルビーとマットはまわりが嫉妬するほど仲のいい夫婦。シェルビーはヨガの講師、マットは薬のセールスマン。

ロサンゼルスに住んでいた2人が出かけると、マットが「ノックアウトゲーム」の標的に。「ノックアウトゲーム」 は誰でもいいから選んで殴るギャングの入会儀式だった。 マットはひどいケガを負い、妊娠していたシェルビーは流産。

ふたりはやり直すためマットの故郷ノースカロライナ州ロアノークに。森の中で見つけた1792年に建てられた立派な古い農家の家を気に入る。 2万1000ドルから家のオークションが開始。マットは4万ドルで落札するが、競売に参加していた不気味な3人組の男の反感を買ってしまう。

4ヘクタールの森つきなのに、2万ドルちょっとしかしない破格の値段…。日本円だと200万円ちょっと。訳ありとしか思えませんね。 アメリカには事故物件を調べる「大島てる」みたいなサイトはないのでしょうか…。あったとしても、この怪しげな屋敷自体のってなさそうですが…。いわくありげな屋敷はホラーの舞台にぴったり。

さっそく不気味な音が鳴り響き、マットが外を見に行くとゴミ箱がひどく荒らされ、ゴミ箱が飛んでくる。マットは競売に負けた3人組の男が追い出すためにやった嫌がらせだろうと思う。 この3人組の男たちは警察によるとポーク一家のようです。ゴミ箱についた鋭い爪あとは、一体何がつけたものなのか…。

シェルビーがひとりで家にいると、ひょうが降ってくる。しかし、それはひょうではなく、歯。 さらに、シェルビーは2人の女性が廊下を歩いているのを目撃。

シェルビーが外にあるお風呂で浮かんでいると、いきなり誰かの手で沈められる。 警察は痕跡がなかったため、まともに取り合わない。

玄関先には豚の死骸が。マットはシェルビーには内緒で埋める。

怪奇現象が続き、マットは姉のリーを呼び寄せる

心配したマットはローリーへ出張する間、マットの姉で元警官のリーを呼び寄せる。 リーは撃たれたケガが要因で鎮痛剤による薬物依存症に。警察をクビになり、離婚で娘フローラの親権も失っていた。

仲の悪いシェルビーとリーは、お互いに嫌がらせされていると思い込み、ケンカに。 マットは家の周りに監視カメラを設置し、スマホで出張先でも家の様子が分かるようにしていた。

マットが取り付けた防犯装置の自動アラームが作動。監視カメラにはたいまつを持った人たちが家に侵入しようとしていた。血まみれの包丁をもった人まで。

侵入に気付いたリーは物音のする地下室へ。そこでは、シェルビーが聞いた奇妙な音のするホームビデオが流れており、男が 「ついに見つけたぞ」と言っていた。

地下室に閉じ込められたリーとシェルビー。しばらくして、上に戻るとたくさんのわら人形がつるされ、張り巡らされていた。呪いのわら人形みたいで不気味。 心配したマットは帰宅。ホームビデオを見せるが、マットは追い出すための嫌がらせだと取り合わない。ホームビデオに映っていた奇妙なものは一体何? 豚人間!?さすがに、ここまでくるとただの嫌がらせとは思えませんね。

シェルビーは逃げ出すが…

耐えられなくなったシェルビーは車で出て行く。シェルビーはマットからの電話に気を取られ、突然現れた女性をひいてしまう。立ち上がった女性は森へ。シェルビーは心配して女性を追いかけ、森の中へ。迷ってしまったシェルビーは、大量のわら人形を発見。さらに、地面が拍動し、ゆれているのに気付く。

森の奥へ行くとたいまつを持った人たちが。シェルビーは脳みそがむき出しの男を見て、悲鳴をあげる。

シェルビーがひいてしまった女性は、 ロアノーク植民地を統率していたジョン・ホワイトの妻トマシーン・ホワイト。 たいまつを持っていた人たちは、どうやら違う時代の人のようですね。 森の中におそろしい獣でもいるのでしょうか。

ドラマの舞台であるノースカロライナ州のロアノーク島は16世紀の後半のイギリスの植民地。 ロアノーク植民地を統率していたジョン・ホワイトは、先住民に植民者たちの命が脅かされていることを説明し、援助を求めるためイングランドへ帰国。3年後、ようやくジョン・ホワイトがロアノークに戻ると、100人以上いた植民者たちは消えていた。 砦の柱に「クロアトアン(CROATOAN)」という言葉と、近くの木に彫られた「クロ(CRO)」という言葉だけが残され、住民たちは集団失踪。 ロアノーク植民地は「ロストコロニー(失われた植民地)」として語り継がれることに。

真相はいまだに明らかになっていないそうです。分散して先住民たちと暮らすようになったという説やイングランドに帰国しようとして 海難事故にあったという説など様々な憶測がされ、人々の想像をかきたてています。

ロアノークについて>>

この奇妙な話が『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』では、どのように描かれるのでしょうか。 『アメリカン・ホラー・ストーリー:ホテル』で吸血鬼を演じていたレディー・ガガが森の魔女役で登場するそうです。

早く家を出ていきたい妻とただの嫌がらせだと屈しない夫。仲のいい夫婦はこの怪奇現象を乗り越えられる? 第6シーズン『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』は ドキュメンタリー番組のように進んでいくホラー映画のようで、これからの展開が楽しみです。

登場人物

『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』登場人物・キャストの紹介はこちら≫

気になったセリフをPick Up

「恐怖に直面したとき人の反応は2種類。戦うか逃げるか。逃げることはまったく恥じることじゃない。」
"Humans respond to fear in two simple ways-- fight or flight. There's no shame in getting the hell out of the way."
シェルビーのセリフ

怪奇現象が相次ぐ屋敷から逃げ出そうとするシェルビー。逃げ出すことはかなわず、さらに、おそろしい事態に巻き込まれていきそうですね。

『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』のエピソードリストと登場人物の一覧はこちらへ≫

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