- 『APB ハイテク捜査網』シーズン1第1話 「強制リセット」
- APB Season1 Episode1 "Hard Reset"
ハイテク企業の創業者であるギデオンは、プレゼンを終えた帰りに立ち寄った商店で強盗に襲われてしまう。彼の右腕でもあった親友がギデオンをかばい死亡してしまうが、シカゴ警察は予算の削減と人手のなさを理由になかなか動き出そうとしない。痺れを切らしたギデオンがとった行動は、前代未聞の奇策だった。(FOXのエピソードより)
あらすじ
ギデオンは強盗に遭う
ギデオン・リーヴスが創業したリーヴス工業。ギデオンは石油会社のお偉方を集め、油田火災を消火する衝撃弾を備えたドローンのデモンストレーションを派手に行なう。友人でCFOのサリーは危険性のあるデモンストレーションをしたことに怒っていた。
ギデオンは禁煙中だったが、タバコを買いに店による。そこに銃を持った強盗が。ギデオンは警察に通報するが、待たされる。サリーはギデオンを助けようと強盗ともみ合いになって、撃たれて死んでしまう。
ギデオンは科学捜査を頼むが、予算が足りないと言われてしまう。担当者はリストラが決定しており、やる気なし。マーフィーはは予算も装備も足りないと話す。
もくじに戻るギデオンは警察を買収
6週間後、いまだ犯人は捕まっていなかった。億万長者のギデオンは金と技術を提供するから、第13分署を任せてほしいとシカゴ市長に直談判。シカゴ市警 第13分署は民営化される。
ギデオンは事件をリアルタイムに通報でき、GPSで場所もわかるAPBアプリを導入。 シリコンカーバイド製の防弾チョッキ、次世代のスタンガンを提供する。さらには、APBアプリと連携した防弾仕様のパトカーまで。
マーフィーはサリーの事件以外はどうでもいいのではとギデオンに疑問をぶつける。 ギデオンは率直に意見を言うマーフィーにサリーの事件を手伝ってほしいと頼む。
もくじに戻るAPBアプリから通報
さっそくナイフを持った男がいるとAPBアプリから通報が。しかし、それは子どものいたずらだった。 次は女性が強盗に遭っているという通報。マーフィーが現場へ。アップされた写真のおかげで容疑者を特定。逃亡する強盗を無事逮捕する。
翌日、ナイフを持った男がいると通報が。また同じ子どものいたずらだろうと向かうが、今回はいたずらではなかった。通報した少年の父親が母親に暴力をふるっていた。
もくじに戻る容疑者を取り逃がしてしまう
サリーを殺した強盗は白人で180㎝前後、90年代半ばに製造された白い車に乗っていた。その特徴に一致した他の強盗事件を絞り込む。ギデオンは白い車が盗まれた地域をドローンで監視して、車を見つけようと考える。しかし、マーフィーは長年パトロールで集めてきた情報をもとに前科者から容疑者を絞り込む。
その容疑者たちの1人、ランダル・ハッチャーの自宅を訪ねると、ハッチャーは裏口から逃走。見失ってしまうが、ギデオンが操縦するドローンが容疑者を発見。居場所をマーフィーたちに伝える。
ビルに入ったハッチャーを追い詰めるが、新米警官レイエスが撃たれてしまう。署員からは批判の声があがる。
技術者のエイダは宇宙産業やナノテクにも飽きたように警察ごっこにも、いずれ飽きるとギデオンに忠告する。 ギデオンは市長に呼び出され、辞任するように迫られる。出て行かないなら、ギデオンを全力で潰すと宣戦布告する。
もくじに戻るハッチャーは逮捕される
マーフィーは犯罪者の情報は犯罪者に聞くのが一番だとシカゴ市警の流儀でハッチャーを捜す。
ギデオンは信憑性の高いハッチャーの目撃情報をアルゴリズムで絞り込み、ハッチャーが移動していることを突き止める。そこに、男の叫び声と銃声がしたと通報が。ハッチャーの居場所を突き止める。
ギデオンはドローンを飛ばし、ハッチャーのいるアパートへ。ハッチャーたちは強盗の最中。ギデオンはドローンからスタンガンを撃ち、強盗たちを追い詰める。
ハッチャーは逃走。マーフィーが追いかけるが、ハッチャーが逃げ込んだのは半分の住人が銃を持つ地区。音がするドローンも入れないため、催涙弾を撃ち込んでハッチャーをおびき出すことに。
ハッチャーは人質をとり、逃げようとする。ギデオンはスタンガンで撃っても人質は死なないと助言。マーフィーは人質をスタンガンで撃ち、無防備になったハッチャーにもスタンガンを撃つ。サリーを殺したハッチャーは逮捕される。 ギデオンはマーフィーに刑事のバッジをプレゼント。
ハッチャーの逮捕が報道されて以降、APBアプリのダウンロード数が急増。シカゴ中から大量の通報が入る。
もくじに戻る登場人物
もくじに戻る感想
警察が民営化?! びっくりするような話で、実際に起こったら、かなり物議を醸しそうな題材ですが、そこはフィクションということで…。
警察を買収した大富豪ギデオンはまるでイーロン・マスクのよう。APBは all‐points bulletinの略で、警察の広域指名手配という意味があるそうです。
ドローンやアプリを駆使した捜査はスタイリッシュでカッコイイ。犯人を殺すことなく捕まえられるスタンガンですが、かなり痛そう…。近い未来、現実でも捜査にドローンを使う日もやって来るのでしょうか…。あまりハイテク過ぎず、現実とかけ離れていないので、見やすい。
親友サリーを殺した犯人は捕まりましたが、通報が激増し、対応も大変になりそうでした。 ギデオンの最新テクノロジーとマーフィー捜査官の長年の経験が合わさって、事件を解決していくのが、面白いですね。次回はどんな事件を解決していくのか楽しみです。
『パーソン・オブ・インタレスト』でファスコ役だったケヴィン・チャップマンが警部役でちょっぴり登場。
もくじに戻る気になったセリフをPick Up
「これは正義だ。今のセリフ クサい? いや これでいく。」"I call it justice. You like that line? Is it a little much? No.It isn't.I like it."
警察を買収したギデオンのセリフ。自分でツッコミを入れるも、自己完結するところが面白い。