- 『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』シーズン1第20話「自信と過信」
- Quantico Season1 Episode20 "Drive"
あらすじ
アレックスはシカゴの真相を聞く
FBIアカデミーを卒業するまであと2週間。閉鎖された空間で実践をシミュレートするため「ボックス」で接近戦の訓練が行われる。アレックスは教官のライアンと対戦。ライアンは壁を利用した後方宙返りでアレックスに勝つ。
研修生たちは卒業前に、支局を訪問して実際の事件を手伝うことに。アレックスたちはリッチモンド支局を訪問。リッチモンド支局のケント捜査官はライアンと知り合いだった。
アレックスとアイリスとブランドンは郵便局の強盗事件の情報を集めるため、周辺の住民2700人に電話をかける仕事を任せられる。アレックスはスコット・ウォーカーが何かを目撃したという手がかりをつかみ、アレックスはケント捜査官とウォーカーの家へ向かう。
アレックスはシカゴのことをケント捜査官から聞き出す。ケント捜査官はライアンがわざと武装集団の見張る持ち場を離れたと思っていた。
ウォーカーは元郵便局員。アレックスはもっと話を聞こうとするが、ケント捜査官に遮られる。怪しいと感じたアレックスはウォーカーを調査、ブランドンはウォーカーの家を見張る。ウォーカーは10年前に児童ポルノの所持で取り調べをうけていたことが判明する。
ケント捜査官はアフガニスタン帰りのライアンが武装組織に共感し、シカゴでわざと持ち場を離れたのではないかとライアンを非難する。
アレックスはウォーカーのことを報告。ウォーカーは郵便で取引する密売組織の一員で、郵便局の強盗は検査に引っかからないように細工するためだった。ケント捜査官には組織に接触するのを待ち、一網打尽にする計画を立てていた。
しかし、ウォーカーはブランドンの見張りに気づき、証拠をシンクで燃やす。煙を見たブランドンは消防に通報し、ウォーカーの家の中へ。ブランドンは隠れていたウォーカーにガラスビンで殴られてしまう。ブランドンはナイフを喉元に突きつけられ、人質に。ケント捜査官は後ろから近づき取り押さえようとするが、ガラスの破片を踏んだ音で気づかれてしまう。ナイフで襲われそうになったケント捜査官をライアンが助け、ウォーカーを逮捕する。
ライアンはシカゴでの失敗についてアレックスに話す。ハンナともめていることを知っていたリアムが家に帰れとライアンに連絡、代わりにリアムが見張るはずだったが、リアムはバーで酔いつぶれていた。ライアンはリアムがクビにならないように、罪をかぶったのだった。
リアムは昇進し、2週間後ワシントンD.Cの本部へ行くことに。リアムはかばってくれたライアンに感謝し、ライアンも一緒に来るように誘う。
もくじに戻るシェルビーは両親の真実を知る
シェルビーは両親と会えるように、カナダ国境近くの田舎の支局に配属先を変更しようとしていた。それを知ったアイリスはケイレブのせいではないかと責めるが、ケイレブはシェルビーを止めるようにアイリスに頼む。
アイリスはシェルビーの両親が金をだまし取る詐欺師だと聞いて、シェルビーの考えを改めさせようとする。しかし、両親から送られた愛のこもった手紙をシェルビーに見せられ、ケイレブの話がウソではないかと疑う。
ケイレブはシェルビーを守るために、手紙は自分が書いたものだとアイリスに白状する。シェルビーは両親が生きていることを知り、FBIの仕事への情熱を失い、アカデミーを辞めようとしていた。アイリスは両親が金目当てだったことや、ケイレブが手紙を書いていたことをすべて話してしまう。
シェルビーは真実を話さなかったケイレブを責める。そして、クレイトンに両親が生きていることを知らせ、両親の罪を裁けるように協力してほしいと電話する。
もくじに戻るニマとレイナはまた失敗
ニマとレイナは組織に潜入する前のテストとして、1人だけ双子だと知っているリッチモンド支局の担当者を他の捜査官に正体を明かさずに捜し出す任務が出される。失敗すれば、潜入捜査は任せられなくなる。
ニマは指導官になったガーネット捜査官を気に入り、ガーネット捜査官も食事に誘う。ニマとレイナは交代しながら、リッチモンド支局の捜査官25人をを紹介してもらうが、担当官は見つけられない。
レイナはガーネット捜査官が担当者で、合格させるために食事に誘ったと推測。ニマは双子だとガーネット捜査官に話してしまうが、担当者はアロンゾだった。レイナはすぐにニマにメールを送るが手遅れ。
ニマはガーネット捜査官が失敗したと管理官のクームズ捜査官に連絡するのを止め、まずは食事に行こうと誘う。
その後、部屋にはハムザ・クーリのファイルが届けられ、ニマとレイナはクイーンズのイスラム戦線に潜入することが決まる。
もくじに戻る黒幕はドリューだった
アレックスには逮捕令状が出て、アレックスの部屋にライアンやSWATが突入。そこにいたのは、ケイレブだけ。
アレックスとシェルビーは協力して行動していた。ウィルから教会の地下で核爆弾が作らされたと聞き、通報するが、核爆弾はなかった。ウィルは集中治療室に。
サイモンも核爆弾を作るのを手伝わされていれば、放射能の影響をうけていると考え、シェルビーはウィルと似た症状の患者を捜す。サイモンに似た身元不明の患者に会いに行くと、そこにいたのはドリューだった。ドリューは黒幕はライアンだと主張。
ドリューは退学して数カ月後、「ボイス」から連絡があり、脅されて犯人を手伝っていた。駅の爆発のときに、アレックスが乗せられた車はドリューが借りたものだった。ドリューはおとといの夜、ヨンカーズの倉庫で核燃料を取るに来るライアンを見たと話す。ライアンは手錠をしたウィルも連れていたという。ドリューはパスワードがわかるUSBメモリを渡し、ライアンのパソコンを調べろと言う。
シェルビーは自社のセキュリティーシステムで、FBIのコンピューターに侵入、冷却装置を止めて、CPUをフル稼働させ、火事を起こす。避難した隙に、アレックスはライアンのオフィスに侵入。ライアンのパソコンにUSBメモリを挿す。
しかし、ライアンはアレックスの仕業だと気づき、アレックスに銃を向ける。ライアンのパソコンにはUSBメモリの内容がアップロードされていた。アレックスはナタリーが殺されたことをライアンが知らないと気づき、ライアンが無実だと知る。
アレックスは投降すると見せかけ、ライアンと激しい格闘に。アレックスは犯人の指示で動いていると伝えるが、信じてもらえない。アレックスは壁を利用した後方宙返りでライアンを倒す。
逃げ出したアレックスにはドリューから電話がかかってくる。ライアンのパソコンには声明文がアップロードされ、ライアンはテロリストにされることになると告げる。
アレックスはドリューの指示で、ライアンの青いピックアップトラックに乗るように命令される。助手席には核爆弾が。アレックスはサイモンを殺し、爆弾を爆発させると脅され、指示にしたがうように強要される。アレックスは地下駐車場の封鎖された出口を突破するため、ピックアップトラックのスピードを上げる。
もくじに戻るドラマの中で流れた曲
- "New Rush"- Gin Wigmore
- "Need You Tonight"- Bonnie Raitt
- "Nothing to No One"- Gin Wigmore
登場人物
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もくじに戻る感想
いよいよ大詰めといった感じになってきましたね。やっと黒幕と思われる人物が登場。最初はライアンが黒幕だと疑わせておいて、実はドリューが犯人だと判明。でも、はたしてドリューは本当に黒幕なのでしょうか? あんなに緻密なことを計画できるタイプとは思えないし、首謀者はFBI内部にいるものだとばかり…。まだまだ裏がありそうですね。
ウィルは死んでしまったと思っていたら、生きているようでほっとしました。最近登場していないサイモンも疑わしい。
過去の研修生パートは終わりが見えてきましたね。ニマとレイナは失敗続き。ニマは失敗を見逃してもらうために、ガーネット捜査官と寝たようです。そして、ファイルにはハムザの名が。確か、レイナが親しくなり過ぎた組織の人でしたね。
シェルビーとケイレブはまたしてもお節介なアイリスのせいで、こじれることに。両親からの手紙を書いていたのはケイレブでした。ケイレブがシェルビーを心から愛しているのは伝わってくるけど、方向が違っている気が…。それにシェルビーもケイレブをあんなに責めなくても。カルトにケイレブがいたと思っているから、それもしかたないのかな。
リアムは昇進。酔って見張りをすっぽかすような人が昇進していいのだろうか…。
ライアンとアレックスはいつの間にか、いちゃいちゃモードに。アレックスとライアンのオフィスでの格闘は、過去の研修生パートの「ボックス」の接近戦の訓練と重なっていましたね。壁を利用した後方宙返りで、ライアンを倒すアレックスがカッコいい。顔面キックされたライアンは気の毒だけど…。
残りもあと2話。次回もどんな展開が待っているのか楽しみですね。
もくじに戻る気になったセリフをPick Up
「捜査官が『偶然』と言った時、その本当の意味は隠蔽だ。」"When an agent tells you 'coincidence', what he's really saying is cover-up."
ライアンを嫌うケント捜査官のセリフ。ライアンが隠蔽していたのはリアムの失態でした。
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