- 『殺人を無罪にする方法』シーズン1第10話 「起訴取り下げ」
- How to Get Away with Murder Season1 Episode10 "Hello Raskolnikov"
あらすじ
レベッカの起訴が取り下げられる
アナリーズは警察の取り調べを受ける。アナリーズはサムが浮気相手だったライラを殺したと刑事に告げる。ライラの子どものDNA検査を依頼したことを知ったサムは逃げたと話す。
アナリーズは取り調べを受けながら、サムが死んだ夜のことを思い出す。自宅に帰ったアナリーズは、サムの死体を発見。
その後、凶器のトロフィーを取りにきたウェスと話し合う。アナリーズは第一発見者の自分が疑われると考える。アナリーズは自分を守るために、ウェスをかばって守ることにする。
アナリーズは死体を外に運び出し、証拠を消すため燃やしたあと、処分することを指示する。ウェスは言われた通りに行動する。
アナリーズは自分のアリバイをつくるため、ネイトのもとを訪ね、サムのケータイに留守電を残す。
サムは失踪したと思われたためアナリーズの自宅は家宅捜索され、サムのパソコンも押収される。
アナリーズはレベッカの起訴を取り下げさせるために、サムがライラを殺したことを証明しようとする。サムがライラを殺したことを証明できれば、サムが失踪したことにも説明がつく。
DNA検査の結果、サムがライラのおなかの子の父親だと判明。サムはライラに中絶を強要しようとしていたことが明らかになる。
ライラが殺された夜にサムが女子寮にいたことが、サムのパソコンに残っていたケータイの位置情報から判明。ライラの死亡推定時刻に、サムが死体の発見場所にいたことが証明される。
サムがライラを殺す動機と機会がそろったため、検察はレベッカの起訴を取り下げる。
アナリーズは夫のサムを売ってまで裁判に勝ちたかった薄情な妻だと中傷を受ける。
もくじに戻る自首しようとするコナーとミカエラ
ウェスはサムの死体から抜きとった指輪をアナリーズに渡す。ウェス以外はアナリーズがサムの死を知らないと思っていた。
ウェスやローレル、アッシャー、ミカエラ、コナーも警察の取り調べを受けることに。
アナリーズが「サムがライラの子どもの父親だった」というDNA鑑定の結果を見て安心しているのを見たフランクは何かあると確信。力になるからとアナリーズに事情を聞く。 それを聞いたフランクは、ローレルを偽善者と責める。ローレルはフランクに恋人がいることを隠していたとフランクを責めていた。
ローレルはフランクがサムの死について知っているということは、アナリーズも知っているに違いないと確信する。ローレルはウェスがアナリーズに全てを話したと考える。
アナリーズが全てを把握していることを知らないコナーとミカエラは、いつ警察に捕まるのかビクビクしていた。 コナーとミカエラはローレルを誘って自首しようとする。
ローレルは自首を止めるためウェスに相談。自首しようとしていると聞いたウェスは、アナリーズにしか止められないと話す。
アナリーズはコナーとミカエラが自首しないように説得。ウェス、ローレル、コナー、ミカエラの4人を助けると約束する。
試験の日。アナリーズはサムの事件と同じような例を出して、4人の無罪を勝ち取る弁護を考えろという問題を出す。
警察にはサムの姉 ハンナが。ハンナはサムはライラを殺していないと主張する。
もくじに戻る登場人物
- アナリーズ・キーティング
- 敏腕弁護士・ミドルトン大学のロースクールの教授
- サム・キーティング
- アナリーズの夫・ミドルトン大学の心理学教授
- コナー・ウォルシュ
- ロースクールの学生・最初に最優秀賞であるトロフィーをもらった
- オリバー
- コナーの恋人?広告代理店のIT部門に勤務。コナーに事あるごとにハッキングを頼まれる。
- アッシャー・ミルストーン
- ロースクールの学生・有力者の息子
- ミカエラ・プラット
- ロースクールの学生。エイデンと婚約中。
- ローレル・カスティーリョ
- ロースクールの学生。恋人はカン。
- ウェス・ギビンズ
- ロースクールの学生。アナリーズのお気に入り。
- レベッカ・サッター
- ウェスが住むアパートの隣人。ライラの事件に関係があるらしい
- ライラ・スタンガード
- ミドルトン大学の学生でサムの教え子。行方不明だったが、死体で発見される。
- グリフィン・オライリー
- ライラの恋人。ミドルトン大学の学生。アメフト選手でクウォーターバック。
- フランク・デルフィノ
- キーティング法律事務所のアソシエイト。ローレルに気がある
- ボニー・ウィンターボトム
- キーティング法律事務所のアソシエイト。サムに気がある
- ネイト・レイヒ
- アナリーズの愛人。元刑事。闘病中の妻がいる。
感想
サムが死んだ夜、ウェスが落ち着いてみんなに指示を出していたのは、アナリーズの助言があったからだったんですね。
さすが弁護士のアナリーズ。夫が死んでも冷静に状況を分析して、自分が疑われることも想定した上で判断していました。頭の回転が早すぎる…。
アナリーズのウィッグがかわったのは、時系列をわかりやすくするためなのかな…。前よりもちょっとやさしい感じがします。
アナリーズはボニーよりも、フランクを信用しているようです。ボニーのクビはなくなったもののアナリーズは冷たいし、幸が薄いキャラなのでしょうか。
ウェスとレベッカに罪を着せて自首しようと警察の前まで来たときには、もうおしまいかとドキドキしました。コナーやミカエラが自首したいと思うのも無理ないですよね。あんなことして、何もなかったように生きるのはつらいに決まってます。
最終的に4人はアナリーズの依頼人ということになったようですね。 秘密を隠しておくには、最強の味方をつけた4人ですが…。サムの姉が登場したことで、このまま終わりそうにはありませんね。
もくじに戻るまめ知識
- ラスコーリニコフ
-
コナーがまるで自分たちのようだと例に出した人物。
ラスコーリニコフはロシアの文豪フョードル・ドストエフスキー「罪と罰」の主人公。賢いが貧乏な元大学生のラスコーリニコフは高利貸しの老婆を殺害。盗んだ金を良いことに使おうとする。しかし、しだいに罪悪感にさいなまれ、自首する。