- デビアスなメイドたち シーズン1第11話 「密告」
- Devious Maids Season1 Episode11 "Cleaning Out the Closet"
ウェストモア家 男性をひき逃げするペリ
夜、ペリは自宅に帰るため車を運転。運転中にもかかわらずペリはケータイで通話していた。ペリはエージェントのハワードに映画会社にボーナスを出してもらえとイライラして要求する。 興奮したペリはケータイを落としてしまう。拾って、顔を上げるとそこにはジョギング中の男性が。ペリはその男性を車でひいてしまう。
ペリが帰宅。ロージーは帰宅したペリの様子がおかしいことに気づく。ペリはスキャンダルは困ると、ひいた男性を放置し、逃げたことを認める。ロージーは男性をひいた場所を聞き、様子を見にいく。
ロージーは道路わきの草むらで倒れている男性を発見。さいわい意識はあったが、けがを負って動けずにいた。ロージーは救急車を呼ぶ。 ロージーは男性の命が助かるように祈る。神を信じていない男性は、もし神様がいるなら自分をひき逃げした女に罰をくだしてほしいと話す。
ペリがひき逃げの犯人だと知っているロージーは、きっと罰がくだると男性に約束する。
一晩中、病院でひかれた男性に付き添っていたロージー。翌朝、ペリは自宅でロージーのことを待っていた。ロージーはペリがひいた男性は無事だと伝える。
ひき逃げしたペリの身勝手さに呆れたロージーは、もうペリの指図は受けないと宣言。タッカーとスペンスの面倒は見るが、ペリのためには働かないと言う。
間違いはおかすが良い人間だ と言い張るペリに、ロージーは自分の方が良い人間で幸せになる資格があると反論。もうペリのために我慢はしないと告げる。
ロージーとスペンスが浮気していることを知らないペリは、なんのことかわからない。
ひき逃げされた男性と約束した通り、ロージーは神様にかわってペリに罰をくだそうとしていた。
ロージーは、ニューヨークに行っているスペンスに電話をかける。ペリと別れてほしいと。 撮影スタジオで待機中のペリは、エージェントのハワードに、映画会社のプライベートジェットを1日 レンタルすることを契約条件に加えてほしいと頼む。
ペリはロージーの機嫌をなおすため、メキシコで離れて暮らすロージーの息子を連れて来ようという魂胆だった。
ペリは自分は良い人間だと自己満足に浸る。- ペリ・ウェストモア
(スペンスの妻・女優) - スペンス・ウェストモア
(ペリの夫・俳優) - タッカー
(ペリとスペンスの子ども) - ロージー
(ウェストモア家のメイド)
スタッポード家 フローラ殺しの犯人に一歩ずつ近づくマリソル
マイケルは夜遅くに帰宅。そんなマイケルをテイラーは、お腹の赤ちゃんのエコー写真を見せるため待っていた。
マイケルは、病院へ自殺を図ったオリヴィアのお見舞いに行ったので、帰りが遅くなった。それを見抜いたテイラーは、自分かオリヴィアどちらかを選べとマイケルに迫る。
テイラーはマイケルとオリヴィアのことをマリソルに相談しようと、マリソルの部屋をノックする。しかし、部屋はもぬけの殻だった。
その頃、マリソルはエディの弁護士 アイダと密会。ドラッグの売人をしていたエディの客 レミがフローラと付き合っていたと判明。フローラのお腹の子どもはレミだと推測する。 マリソルは、検察にレミには動機があると報告すれば、息子 エディを救えると思う。しかし、弁護士 アイダはレミがフローラが妊娠していたことを知らなければ、動機はないと主張。
マリソルとアイダは、レミがフローラの妊娠を知っていたか知るためワナを仕掛けることに。
翌朝、テイラーはマリソルに昨日の夜、相談したかったことを話す。マリソルはオリヴィアのお見舞いにテイラーも付き添えばいいとアドバイス。 いつも自分のことばかり話していると思ったテイラー。マリソルのことも知りたいと言うが、息子のエディのことを話す訳にはいかないマリソルは適当にごまかす。
レミが電話で呼び出されたと言って、マイケルを訪ねてくる。心当たりがないマイケル。そこに、弁護士のアイダが来る。アイダはフローラ殺しで逮捕されたエディの弁護人だと伝える。 アイダはレミがフローラのお腹の子どもの父親だと告げ、犯人ではないかと追及。驚くレミ。レミの弁護士でもあるマイケルは、アイダを追い返す。
レミはフローラを殺していないと、アイダのいる弁護士事務所にやってくる。レミは、フローラとは短い付き合いで、妊娠していたことも知らなかったと話す。 アイダは弁護士のマイケルが代理人として、暴行されたフローラと和解協議をしており、フローラを暴行した犯人はお腹の子どもの父親 レミに近い人物だと説明する。 アイダはフローラとマイケルが和解協議しているDVDをレミに見せる。 DVDを見終わったレミは、力にはなれないと言って出ていく。
アイダはマリソルに電話をかけ、マイケルにかかってくる電話の内容を聞くように指示する。 マリソルがマイケルの夕食を片付けていると、電話が。マイケルは書斎に移動してしまう。マリソルは話を聞こうと書斎のドアに耳をつけて、立ち聞きする。 しかし、テイラーに立ち聞きしているところを見られてしまう。
マリソルのアドバイスに従って、テイラーはマイケルのオリヴィアのお見舞いに付き添っていた。マリソルは賢いと褒めるテイラーだったが、マリソルがマイケルの電話を立ち聞きしていたことを話す。 マイケルは状況が変わったと言い、テイラーにマリソルを見張るように頼む。
- テイラー・スタッポード
(マイケルの妻 ) - マイケル・スタッポード
(テイラーの夫・弁護士) - フローラ
(パウエル家で殺されたメイド) - マリソル
(スタッポード家のメイド) - エディ
(マリソルの息子・ フローラ殺害で逮捕される) - オリヴィア・ライス
(マイケルの前妻)
デラトゥア家
ジャヴィエーヴはフィリップと2度目の結婚をすることにある夜、屋敷に忘れ物を取りにきたゾイラは、キッチンでバスローブ姿のジャヴィエーヴと鉢合わせ。ジャヴィエーヴは白ワインを開けようとしていた。手伝おうとしたゾイラは、グラスが2つあることに気づく。
そこに、やっぱり赤ワインがいいと元夫 フィリップが顔を出す。浮気ばかりしていたフィリップと真剣に付き合っていると聞いたゾイラはあきれる。
次の朝、フィリップはシャツについた赤ワインのシミをとってほしいとゾイラのもとに来る。ジャヴィエーヴがフィリップと付き合うことに反対のゾイラは、フィリップが屋敷に戻っても、フィリップのためには働かないと宣言する。
フィリップは会議のため出かけようとする。そこに、ワインを届けに来たというセクシーな女性 マーゴがやってくる。フィリップはワインのトリビアを披露し、マーゴを口説く。そして、フィリップは名刺に電話番号を書いてマーゴに渡し、出かけていった。
一部始終を見ていたゾイラに、マーゴは名刺を渡す。これはゾイラがフィリップは女たらしだと証明するため仕組んだワナだった。
自分がフローラのお腹の子どもの父親で、さらに自分に近い人物がフローラを暴行したことを知ったレミ。動揺したレミが帰宅すると、そこにはヴァレンティナが待っていた。
2人で映画を見る約束だったが、疲れた様子のレミのために延期することに。そこに、ジャヴィエーヴがやってきて、ゾイラにも集まるように声をかける。
ジャヴィエーヴとフィリップは、レミ、ヴァレンティナ、ゾイラの前で2度目の結婚をすることを発表。ゾイラは結婚に反対し、ジャヴィエーヴにフィリップが口説いたマーゴに渡した名刺を見せる。ゾイラはフィリップがいまだに女たらしだと説明する。
フィリップは自分が悪いにもかかわらず、部外者のゾイラが口出しすることに激怒。ゾイラを脅しにかかる。「一切 容赦はしないぞ!君の娘がレミと寝ていようと("your daughter is doing our son.")」という言葉にレミは怒り、フィリップを殴り倒す。そして、レミはフィリップの耳もとで何か脅すようなことをささやく。
次の日、ジャヴィエーヴはフィリップが女たらしで浮気するとわかっていても、結婚するとゾイラに言う。1人で歳をとるのはさみしいし、こころの底でずっとフィリップを愛していると話す。
ゾイラはジャヴィエーヴが傷つくと結婚を反対するが、ゾイラを家族の一員だと思っているジャヴィエーヴは、フィリップのことを認めてほしいと懇願する。
ゾイラはジャンヴィエーヴを傷つけるフィリップのために働けないとジャンヴィエーヴに訴えるが、心配ないと言って聞かない。 ゾイラは結局、自分はただのメイドでしかなく、フィリップのために働くしかないと思い知る。
- ジャンヴィエーヴ・デラトゥア
(レミの母親) - レミ・デラトゥア
(ジャンヴィエーヴの息子) - フィリップ・デラトゥア
(ジャンヴィエーヴの元夫・
レミの父親) - ゾイラ
(デラトゥア家のメイド) - ヴァレンティナ
(ゾイラの娘・
デラトゥア家のメイド)
ルビオ家
アレハンドロはゲイだと元彼のスコットにバラされるオデッサが入院中のため、カルメンはオデッサの仕事も引き受け、疲れ気味。たまった洗濯物を夜遅くにたたんでいると、アレハンドロと彼氏のスコットが帰宅。
アレハンドロは、スコットが彼氏だということを隠していた。スコットは自分がただの友達と紹介されることにうんざりしていた。
男らしさが売りのシンガーとしてキャリアを積んできたアレハンドロは、ゲイとカミングアウトしたら、人気がなくなり終わりだとスコットをなだめる。
カルメンは、アレハンドロにスコットの家がリフォーム中で、屋敷に泊まると伝えられる。スコットが部屋へ去ると、アレハンドロはカルメンに、リフォームが終わったらスコットとは別れるつもりだと話す。
翌朝、汚れた食器をカルメンが洗っているとスコットが手伝うと申し出る。スコットは片付けが大好きだという。セラピストによると、片付けが好きなのはこころの中がぐちゃぐちゃだからと言われたらしい。 カルメンは仕事が楽になり、スコットに感謝する。
スコットがずっと住むことになれば、オデッサの仕事もあって大変な自分の仕事が楽になると思ったカルメン。アレハンドロにスコットはやさしい人だから、せめてオデッサが戻ってくるまで、別れない方がいいと自分勝手なアドバイスをする。 しかし、アレハンドロがスコットと別れる決心は固かった。カルメンとスコットの仲がいいと思ったアレハンドロは、面倒だからカルメンに別れることを伝えてほしいと言う。
夕べ 眠れなかったスコットは、睡眠導入剤がわりに部屋を掃除。見事に部屋をきれいにしていた。翌朝、それを見たカルメンはいたたまれない気持ちに。カルメンは申し訳なさそうにアレハンドロの別れ話をスコットに伝える。
スコットは自分で別れを言わず、メイドを使ってフったアレハンドロに激怒。片付けた部屋をめちゃくちゃにする。
スコットは自分の傷つけられた心を表す、めちゃくちゃになった部屋をアレハンドロに見せてくれとカルメンに言い残して出ていく。
アレハンドロはめちゃくちゃになった部屋を自分の責任だと1人片付ける。しかし、カルメンもそれを手伝う。
スコットはアレハンドロとのツーショット写真を見せ、アレハンドロと恋に落ちた経緯について話す。セラピストに話していると思われたが、実はゴシップ雑誌の編集者に「アレハンドロはゲイだ」というネタを売っていた。
編集者はそのネタに食いつき、すぐに記事を出すとスコットに告げる。
- アレハンドロ・ルビオ
(世界的ラテン歌手 ) - カルメン
(ルビオ家のメイド) - サム
(アレハンドロの元側近) - オデッサ
(義足のメイド長)
感想
ペリがひき逃げしたことで、ロージーはペリがどんな人間か思い知ったみたいですね。罰をくだすと何回も言っていました。やりたい放題のペリが自分は良い人間だと力説するのにはぞっとしました。ひき逃げしたばかりの人間が言うこととは思えません。 確かに良い人でも間違いはおかしますが、間違いをおかした直後に自分は良い人間だと言っちゃうのはどうなんでしょう…。 ロージーが怒るのも無理ないです。ロージーはついにスペンスと幸せになれるのか?
アレハンドロがゲイだということが世間にバレてしまいそうです。別れ話を人にさせるのは、さすがにマズイです。 彼氏のスコットがテーブルをちゃぶ台返しのようにひっくり返しても、しょうがない気が…。本棚を倒すのはやり過ぎですが。 さらに、フラれた腹いせにアレハンドロがゲイだということをゴシップ雑誌に売るのはひどすぎます。
アレハンドロがゲイだとカミングアウトできないのも世間からのイメージが心配で、まだまだ偏見があるからということで…。偏見がなくなればカミングアウトすることを悩む必要もなくなると思うと、なんだか考えさせられます。
ジャヴィエーヴの元夫 フィリップは嫌なところが全面に出てきました。女たらしのろくでもない男なのにジャヴィエーヴはいったいどこに惹かれて、2度目の結婚をすることになってしまったんでしょう? しかも、今のところフローラ殺しの最有力候補です!レミが殴った後、フィリップの耳もとでささやいていましたが、何を言ったのか気になります。
レミがフローラの妊娠を知っていたか確かめるために、ワナを仕掛けることにしたマリソルと弁護士のアイダ。そのやりとりがちょっとこわい。
「人をワナにかけて、その結果、罪を負わせるのって道義に反する?("Is it ethical to trick someone into incriminating themselves?") 」
「ロースクールで最初に教わったのは、道義に反することイコール違法とは言えない。("The first thing they taught us in law school was that "ethical" and "legal" aren't the same thing.")」
弁護士が出てくる海外ドラマを見ていると、ギリギリのことをやってたりしますよね。それもこの教えのせい?
マリソルの正体は、もうすぐバレちゃいそうですね。正体がバレる前に息子 エディの無実を証明できるんでしょうか?
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- ウッドブリッジ カルベネ・ソーヴィニヨン(Woodbridge Cabernet Sauvignon)
マーゴがフィリップに届けた赤ワイン(2008年)。 ウッドブリッジは、カリフォルニア ナパ・ヴァレーの有名ワイナリー ロバート・モンダヴィ のワインシリーズ。 比較的安く手に入れることができる。カルベネ・ソーヴィニヨンとは、赤ワイン用のぶどう品種のひとつ。
- マーゴ・ヘミングウェイ
Margaux Hemingway
フィリップがマーゴ(Margo)を口説くときに言ったトリビアに出てきた女優。作家 アーネスト・ヘミングウェイの孫娘。 アーネスト・ヘミングウェイが赤ワイン シャトー・マルゴーをこよなく愛していたことから、最も女性的でエレガントと言われるシャトー・マルゴー(Château Margaux)にちなんでマーゴ(Margaux)と名付けられたらしい。
- ティナント(TY NANT )
ロージーやテイラーが飲んでいたスタイリッシュなボトルの水。 印象的なボトルは英国ウェールズ生まれの世界的工業デザイナー、ロス・ラブグローブ氏によってデザインされた。 TY NANTとはウェールズ語で「小川のそばの小屋」という意味。イギリス ウェールズ産の水で、無炭酸や炭酸入りのものがある。高級ホテルやレストランでも使われているらしい。 青いガラスのボトルもデザイン性が高く人気がある。